多くの方が職場などでネイルアートを楽しむことが難しい状況にあるかもしれません。
それでも特別な日には少し華やかにしたいですよね。
そこで役立つのがネイルチップです。
私自身、趣味でさまざまなデザインのネイルチップを作り気分に合わせて変えて楽しんでいます。
両面テープを使用しても簡単に取れてしまうため、結婚式のような特別な機会にはネイルグルーを使ってしっかりと固定しています。
このネイルグルーは、成分がアロンアルファに似ているため実際にアロンアルファを使用してネイルチップを固定する人もいます。
しかし、アロンアルファの使用は推奨しません。
この記事では、アロンアルファを使用してしまったネイルチップの取り外し方や、注意すべき点について詳しく説明します。
アロンアルファを使用して固定したネイルチップの除去方法
アロンアルファで固定されたネイルチップを取り除く際は、ネイルグルーを用いた場合と同じく、アセトンまたはネイルリムーバーを使用してチップを溶解させる手順を踏みます。
この方法では、チップは使用できるのはたった1日となり、非常にもったいないです。
アセトンを使わずに無理に剥がすと、爪がダメージを受ける恐れがあります。無理な除去は絶対に避けてください。
アセトンを大量に使用する必要があり、手の水分を奪う可能性があるため、アセトンを爪とネイルチップの間にゆっくりと浸透させながら慎重に剥がす方法をお試しください。
ネイルチップを除去した後は、爪に残ったアロンアルファを細かいやすりで慎重に取り除きましょう。
アロンアルファをネイルチップに使用するべきでない理由
アロンアルファは、人間の皮膚に使用する目的で製造されていません。皮膚に触れると危険が伴うため、万が一付着した場合は直ちに洗い流すことが求められます。皮膚に付着したアロンアルファは、無理に剥がすのではなく、ぬるま湯で優しく洗い流すのが適切です。
爪も皮膚の一部ですので、使用には様々なリスクが伴います。具体的には、以下のような問題が生じる可能性があります:
- 爪が損傷し、見た目が悪化する
- 爪にアロンアルファの跡が残り、清潔感が損なわれる
- 爪が病気にかかり、回復が困難になる場合がある
爪の損傷は時間をかければ修復可能かもしれませんが、病気になるリスクは避けたいものです。
さらに、アロンアルファは硬化する際に水分を吸収し、熱を発生させます。これが衣服に付着すると、熱で煙が出るほどです。そのため、爪の水分を奪い、ひび割れや熱感を引き起こす危険性があります。
爪は健康の指標とも言われ、その色や輝き、乾燥具合、表面の平滑さなどから体調を推測することができます。爪がないと、握力が低下するなど日常生活にも支障をきたします。
ネイルチップを長期間連続して使用することは推奨されませんが、使用する際には爪の健康を考慮することが重要です。
アロンアルファを除去する代替方法について
アロンアルファの除去には、先に触れたアセトンの使用が一般的ですが、除光液でも同様の効果が得られます。このリムーバーには、60~90%のアセトンが含まれており、家庭やドラッグストア、低価格ショップで容易に入手可能です。
アセトンや除光液の使用が避けたい場合、お湯を使って柔らかくする方法もありますが、これには時間がかかります。
ただ単に手をお湯に浸すのは非効率的で動きにくいため、お風呂に入る際にネイルチップを外すのが一石二鳥です。この方法なら体も温まり、健康にも良いでしょう。剥がす際には、徐々に行い、つまようじやウッドスティックを使用すると、指を傷つけずに済みます。
その他の方法としては、
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ネイルオイルを使用する方法があります。お湯で柔らかくした後、ネイルチップの周囲にネイルオイルを塗り、つまようじやウッドスティックでゆっくりと剥がしてください。
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「アロンアルファはがし隊」という製品もあります。このユニークな名前の製品は、チューブタイプであり、従来のボトルタイプのリムーバーよりも使いやすいかもしれません。この製品もアセトンを成分として含んでおり、ネイルチップの周りに塗布し、徐々に剥がしていく方法を推奨します。
まとめ
アロンアルファの使用を避けるべきであることをご理解いただけたかと思います。
ネイルチップをしっかりと固定したい場合、市場にはネイルグルー、クイックグルー、耐水性のある特殊テープや粘着性ゲルなど、多様な選択肢があります。これらを試してみる価値は十分にあります。
私が特に推奨するのは、ビューティネイラーの接着剤です。この接着剤を塗布し乾かすと、アロンアルファを使用したかのようにしっかりと固定されますが、お湯につけると接着剤が柔らかくなり、簡単に剥がすことができます。さらに、接着剤を重ね塗りして何度も使用できる点も大きな利点です。