カンをするとカンドラが増えます。
ドラをめくるタイミングはいつなのかはっきり分かってない人も多いと思います。
暗槓・明槓でもカンドラをめくるタイミングが微妙に違うことがあります。
ここでは、暗槓、明槓でのカンドラをめくるタイミングについて解説していきます。Mリーグでのルールについても紹介します。
槓ドラについて
槓ドラ(カンドラ)は、槓を行うことで追加されるドラを示す専門用語です。
プレイヤーが槓をするごとに、1枚のドラが新たに公開されます。
最大で4回繰り返されることが可能です。
カンをすることで最初に示されたドラ表示牌に加えて最大で5枚のドラが得られることになります。
カンドラは、ゲーム開始時に設定されたドラ表示牌の隣にある牌から順にめくります。
嶺上牌のある位置とは反対の方向の牌ですので間違えないようにしましょう。
カンドラをめくるタイミング
カンドラをめくるタイミングは、プレイヤーが暗槓を行った場合と明槓を行った場合で異なります。
- 暗槓の場合:槓を宣言した直後にドラを公開する即時公開ルールが適用されます。
- 明槓の場合:槓を行い、その打牌が確定した時点でドラを公開するルールです。
地域やルールによってはカンドラをめくるタイミングが違うことがよくあります。
特に明槓では
- カンドラをめくるのは「カン」の発生と同時(=暗槓と同じタイミング)
- リンシャン牌をツモって打牌が完了した時点(=カンが確定)した時点でめくる
と主に2つのルールがあります。
そのため、槓を行う前に該当ルールを確認することが推奨されます。
Mリーグでのカンドラをめくるタイミング
Mリーグではカンドラをめくるタイミングは暗槓、明槓ともにカンが発生したときです。
もっと細かく言うと、選手が「カン」と発声し手牌を4枚開示したタイミングです。
カンドラと関連する重要なルールの要点
裏ドラは、リーチを宣言して和了った場合に限り適用されるルールです。
カンを行った際に追加されたカンドラについても、この原則は同様に適用されます。
リーチを宣言し和了ることで初めてカンドラの裏ドラが利用可能になります。
カンドラの裏ドラは通称「カン裏」と言われています。
加槓によるリスク
加槓を行った牌が他プレイヤーの和了牌となり、搶槓(チャンカン)という特殊な役が成立する場合があります。
搶槓は発生する確率は低いものの、加槓によって不利な状況を招く可能性があるため注意が必要です。
加槓により和了されるとカンドラを増やす意図が逆効果になることがあります。
ちなみに、槍槓(チャンカン)でのアガリではカンが成立しませんのでカンドラはめくりません。
カンが成立してないので一発も消えません。
なので、リーチ一発チャンカンという放銃があり得ます。
※カンはカンをした人の打牌が完了した時点で成立します。
複数プレイヤーのカンによる流局
複数のプレイヤーが合わせて4回カンを行うと、四開槓(スーカイカン)と呼ばれる特殊な流局が発生し、ゲームは次の局へと移行します。
なぜ4回のカンで流局となるのかは諸説あります。
なお、四開槓は4回目のカンが成立した時点で流局です。
つまり、4回目のカンをした人の打牌が完了した時点です。
ドラ表示牌の重複
同じドラ表示牌が複数存在する場合、該当するドラの数に応じて翻数が加算されます。
例えば、ドラ表示牌が四萬でカンドラも四萬だった場合、伍萬は1枚だけでドラ2になります。
まとめ
カンドラをめくるタイミングについて解説しました。
暗槓、明槓でめくるタイミングが違いますが、現代ではどちらも即めくりのルールが多いです。