友達と仲良くしていると、「今度遊びに行っていい？」と聞かれることがありますよね。
でも、自宅ってすごくプライベートな場所なので、たとえ仲の良い相手でも招きたくないと感じることはあるものです。
そんなときに役立つ、うまく断るための方法をいくつかご紹介します。
気が進まないときの参考にしてみてくださいね。
家族の都合を理由にする
家族がいる人は、家庭の事情を使ってやんわり断る方法もあります。
たとえばこんな言い方があります。
「お父さんが夜勤で昼は静かにしておかないといけないの」
「親に友達を家に呼ばないように言われてるんだ」
「夫が家に人を入れるのを嫌がるの」
「子どものお世話があるから落ち着かなくて」
「子どもが興奮すると夜寝つけなくなるんだよね」
家の事情は人によって違うものなので、学生同士でもママ友同士でも、自分の環境に合った断り方ができます。
家族を理由にすると、相手もあまり無理を言いづらくなるため、スムーズに断りやすくなります。
用事があると伝える
「予定があるから」と伝えるのも、自然に断る方法のひとつです。
例えばこんな感じです。
「夕飯の買い出しに行かないといけなくて」
「他の人と約束があるんだ」
「子どもを病院に連れて行かないといけないの」
また、家の中での予定を理由にするのもアリです。
「親戚が来る予定でね」
「今日は保険の担当の人が来るの」
「子どもが体調を崩してて、そばにいないと不安で」
「義母が来る日なんだ」
断る理由を考えるときは、
「家の中の予定に使えそうなことはあるかな？」
「外に出る予定で言えることは？」
と分けて考えると、言いやすい理由が見つかるかもしれません。
きちんと気持ちを伝える
あまりにも頻繁に家に来たがる友達には、思い切って気持ちを伝えるのもひとつの方法です。
「ちょっと図々しいところが苦手で…」
「一度来たら長時間いるから疲れちゃう」
「しつこく誘われるのがしんどい」
「子どもの生活リズムが崩れるのが心配で」
「自分の家に人を入れるのがあまり好きじゃなくて」
こんな風に、嫌な気持ちになってしまう理由があるなら、それを言葉にすることも大切です。
「言わなくてもわかってくれるでしょ」と思っても、相手には伝わっていないことが多いものです。
もしあまり関わりのない相手なら、その場だけ断れればOKですが、これからも付き合っていく相手だと、毎回理由を考えるのはかなり負担になります。
今はうまくかわしていても、いずれ無理が出てくるかもしれません。
そう考えると、これをきっかけにちゃんと気持ちを伝えておくことで、今後も楽な関係を保てる可能性が高まります。
少し距離を取るのもひとつの方法
しょっちゅう「家に行きたい」と言ってくる友達には、少し距離を置いてみるのも一つの手です。
これは直接断るというより、そもそも断る場面を減らすための工夫とも言えます。
人によって心地よい距離感は違いますし、相性の良し悪しもあります。
だからこそ、友達付き合いが不満にならないように、自分が無理なく付き合える距離に保っておくことが大切です。
もしこれ以上付き合いたくないと感じる相手であれば、少しずつフェードアウトする形で関係を見直すのもひとつの選択肢です。
おわりに
家に来たがる友達にどう対応するか、悩んでしまうこともありますよね。
自宅は自分にとって一番くつろげる場所だからこそ、誰でも気軽に招き入れられるわけではありません。
でも、そういった背景は他人にはなかなか伝わりにくいものです。
だからこそ、上手に理由を作って、自分に合った伝え方で距離感を保っていきましょう。
いくつか断り方のパターンを持っておけば、その時の状況に応じて使い分けられて気持ちもラクになりますよ。