食卓をちょっと特別にしてくれるローストビーフは、子どもから大人まで人気のごちそうです。
お店で買うイメージが強いですが、実は家でも作れるメニューなんです。
牛肉のかたまりが手に入ったら、ぜひ手作りにチャレンジしてみたくなりますよね。ただ、かたまり肉を使うと、中まで火が通っているかが気になるところです。
もしも火の通りが甘かったときは、湯せんやオーブンを使ってもう一度あたためるのがおすすめです。やり方はこのあと詳しくお伝えします。
今回は「家で作ったローストビーフのあたため直し方」をわかりやすくまとめました。
ローストビーフをあたため直す方法をわかりやすく紹介!
ローストビーフのあたため方を5通りご紹介します。
お肉の中がどれくらい生っぽいかによって、やり方を変えるのがポイントです。
湯せんであたためるやり方
最初に試してほしいのが、湯せんを使った方法です。家庭でも取り入れやすく、ローストビーフをしっとり仕上げたいときにぴったりです。
●手順
- ローストビーフをラップで二重に包み、ビニール袋に入れます。その袋をさらに密閉できる保存袋に入れて、空気をしっかり抜いてから閉じます。
- 鍋にたっぷりのお湯をわかし、①を入れてフタをします。
- 中が少しだけ生のときは5分くらい温めます。しっかり加熱したい場合は、もう少し長めに湯せんしましょう。
- フタを開けたら5分ほどそのまま置き、鍋から取り出して袋に入れたまま冷めるまで置いておきます。
コツ
- お湯が中に入らないように、しっかり包むのが大事です。
- たくさん生の部分があるときは、20分ほどの湯せんが目安です。
オーブンであたためるやり方
オーブンを使えば、火の通り具合を細かく調整できるので安心です。
手順
- まず、オーブンを70℃に予熱しておきます。
- ローストビーフをアルミホイルで包み、予熱が終わったら中に入れて様子を見ながら温めます。
- 火が通ったら取り出して、冷めるまでそのまま置きます。
コツ
- 火の通り具合を見ながら少しずつ加熱すると失敗しにくいです。
- 薄く切ってあるローストビーフの場合は、数枚を重ねてアルミホイルで包むと乾燥しにくくなります。
炊飯器であたため直すやり方
実は、炊飯器でもローストビーフをあたためることができます。
手順
- ローストビーフをラップでしっかり包み、保存袋に入れて空気を抜いて閉じます。
- 炊飯器に70℃くらいのお湯を入れます。
- 保存袋に入れたローストビーフを入れて、保温モードで約40分温めます。終わったら取り出して冷まします。
コツ
- 包み方は湯せんと同じで、お湯が入らないように袋の口をきっちり閉じましょう。
- 中まで火を通したいときは少し長めに、やりすぎると硬くなるので注意が必要です。
電子レンジであたため直すやり方
時間がないときは、電子レンジを使っても温め直せます。ただし、加減が難しいので様子を見ながら進めるのがポイントです。
手順
- ローストビーフをラップで包み、耐熱皿にのせてレンジに入れます。
- 200Wで2分ほど加熱します。
- 火の通り具合を見て、足りない場合は少しずつ追加で加熱します。
コツ
- 加熱したあとはかなり熱くなっているので、取り出すときはやけどに注意してください。
- 追加で温めるときは30秒ずつにすると失敗しにくいです。
フライパンであたため直すやり方
ローストビーフの表面がまだあまり焼けていないときは、フライパンでの再加熱がぴったりです。
手順
- フライパンを弱火で温めて、ローストビーフを入れます。
- フタをして蒸し焼きにしながら火を通します。
- 表面がちょうど良く焼けたら火を止めて、そのまま少し冷まします。
コツ
- 表面にすでに焼き色がついている場合は、フライパンよりも湯せんやオーブンを使う方が適しています。
- お肉の中が少しピンク色を残しているくらいで止めると、やわらかく仕上がります。
生っぽいローストビーフの温め直しにはいくつかの方法がありますが、湯せんやオーブンが特におすすめです。
電子レンジやフライパンを使うときは、火を通しすぎないように気をつけながら進めてください。
ローストビーフの赤みは「生」ではありません!
ローストビーフをあたためる前に、ひとつ知っておきたい大事なポイントがあります。
それは、「赤い部分があっても生ではない」ということです。
赤く見えるのは、ゆっくりとした低温調理で火が通った結果で、肉の中のたんぱく質が色を変えなかったためにそう見えるだけなんです。
きちんと加熱されていれば、見た目が赤くても中まで火は通っています。
ただし、できるだけ新鮮なお肉を使うようにしましょう。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます!
ローストビーフってかたまり肉だから、ちゃんと温め直せるか不安になるかもしれませんが、意外といろんな方法があります。
焼き加減が味の決め手になるので、様子を見ながらていねいに再加熱してみてくださいね!