バナナを冷凍するといいって聞いたから冷凍庫に入れてたけど、なんか黒くなったってことありませんか?
黒くなってると腐ってるようで食べも大丈夫なのか心配になります。
でも、実際は問題ありません。
ここでは、バナナを冷凍して黒くなっても食べられるのか、大丈夫な理由と保存方法を解説していきます。
冷凍されたバナナが黒く変色していても大丈夫?
最初に、冷凍されたバナナが黒く変色していても安全かどうかについて考えます。
簡単に結論を述べると、安全に食べることができます。
実際には、バナナに含まれるポリフェノールが酸化しただけで、健康には何の問題もありません。
ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、酸素と結びつきやすくなるため、バナナが黒く変色しやすくなります。
そのため、捨てる必要はなく、安心して食べることができます。
ただし、見た目が気になる方もいるかもしれません。
次に、バナナが変色しない冷凍保存方法と保存期間についてご紹介します
バナナが変色しないような冷凍保存手順と保存期間
ここでは、バナナが変色しにくくなる冷凍保存方法を紹介します。
まず、バナナの皮を剥いて果肉だけを取り出します。
バナナをそのまま凍らせると解凍時に剥くのが難しくなります。
また、完全に解凍されたバナナは食感が損なわれ風味が劣化する可能性があります。
次に、お好みの厚さに輪切りにします。
もしバナナを長い状態で保存したい場合は、両端を切り落としておくと良いでしょう。
そして、レモン汁や柑橘系の絞り汁をかけてから冷凍庫に入れます。
これにより、バナナが変色するのを防ぐことができます。
柑橘系のビタミンCはバナナの実が酸素と結びつくのを防ぎます。
もし柑橘系が好みでない、またはアレルギーがある場合は、砂糖水を使用して空気に触れにくくしましょう。
冷凍庫に入れる際はラップで包むか、ジップロックなどに入れます。
中の空気が酸化を引き起こす可能性があるため、中の空気を極力減らすようにしましょう。
冷凍保存したバナナは、半解凍ぐらいが水分が残っておいしく食べられます。
湯煎や熱を加えずに自然解凍するのがおすすめです。
また、つぶしてペースト状にして冷凍保存するのも一つの方法です。
大きなチャック付きビニール袋に皮を剥いたバナナを入れ、手でつぶして平らにします。
フォークを使用しても良いです。
この方法で作ったペーストはスムージーやシャーベットに最適です。
冷凍保存期間は約一か月ですが、食品は時間が経つと劣化しますので、早めに消費することをお勧めします。
2か月程度も持つと言われることもありますが、時期や保存条件によって変動する可能性があるため、確実な期間を保証することは難しいです。
お弁当にバナナを入れて変色してしまった場合は?
多くの方が子供のお弁当にバナナを忍ばせ、昼食後のデザートとして楽しんでいることでしょう。
しかし、冷凍保存した場合と同様に、バナナが黒く変色して見た目が良くなくなることがあります。
では、お弁当に入れたバナナが変色しても安全に食べられるのでしょうか。
結論を言いますと、食べられるかどうかは状況次第です。
具体的には、先ほど述べたように単にポリフェノールが酸化しただけの変色なら問題ありません。
ただし、以下のような場合は注意が必要で、食べるのは避けるべきです。
特に夏場は気温が高く、食中毒菌が繁殖しやすいので要注意です。
- 異臭がする
- 皮ではなく実が変色している
- 実や皮から汁が出ている
- ねばねばした状態になっている
さらに、危険になったバナナがお弁当の中に入っていた場合、他のおかずも食べる気が失せてしまうかもしれません。
そのような状況に備えて、お弁当とは別にバナナケースを持参し、まるごと一本持っていくことをお勧めします。
もし少食で一本は食べきれない場合、輪切りにしたものを別途サランラップで包んで他の食材に触れないように心掛けましょう
まとめ
バナナを冷凍して黒くなったものは基本的に食べても大丈夫です。
黒くさせないようにするには、空気に触れないようにするのがポイントです。