どの家庭にもあるゴミ箱ですが、きちんとお手入れしているご家庭はあまり多くありません。
中には、一度も洗ったことがないという方もいるかもしれませんね。
ゴミ袋を使っていても、実はゴミ箱の内側には汚れがたまりやすいんです。
もしかすると、お部屋にただようイヤなニオイの原因はゴミ箱かもしれません。
今回は、ゴミ箱の洗い方やニオイを抑える方法、そしてどれくらいのペースで洗えばいいのかをわかりやすくお話しします。
ゴミ箱を洗うタイミングはどれくらい?
ゴミ箱をどのくらいのペースで洗うかは、中に入れるゴミの種類によって変わってきます。
生ごみを入れる三角コーナーのようなタイプは、毎日の食器洗いのついでにサッと洗っておくと清潔を保てます。
特に生ごみは臭いが出やすいので、こまめなお手入れがポイントです。
台所のゴミ箱も要注意です。
袋をセットしていても、内側には汚れが残りやすく、放っておくと雑菌が増えやすいです。
汚れを見つけたときは、キッチンペーパーなどでさっと拭き取っておくと安心です。
わたしの場合、台所用ゴミ箱は3か月に1回ほど水洗いしています。
各部屋に置いてある紙くず用のゴミ箱も、袋を使っていてそこまで汚れませんが、使っているうちにほこりがたまったり外側が汚れたりします。
気になったときに軽く水で流してお手入れしています。
職場で使っていたゴミ箱は、大掃除のときにだけ洗っていました。
このようなタイプは年に1回でも十分きれいを保てますよ。
ゴミ箱を洗うときの手順
わたしが使っている洗剤は、キッチン用の中性洗剤です。
まずは中を空っぽにして、水を入れて軽くゆすぎます。
そのあと、スポンジに洗剤をつけて中も外もゴシゴシ。
使うのは、シンク掃除に使っている専用のスポンジです。
食器用のスポンジは衛生面が気になるので使いません。
ゴミ箱が深くて手が届きにくい場合は、使い古しの歯ブラシなどがあると便利です。
汚れが落ちたら、きれいな水でしっかりすすいで乾かします。
忘れがちなフタの部分も、汚れがたまりやすいので一緒に洗っておきましょう。
洗う場所と乾かし方
わたしはゴミ箱を洗うとき、お風呂場を使っています。
ただ、お風呂でゴミ箱を洗うことに抵抗がある方もいますよね。
そんなときは、ベランダや庭で洗うのもひとつの方法です(ご近所への配慮は忘れずに!)。
キッチンのシンクだと、水が飛び散って作業しづらいこともあります。
洗い終わったあとは、外に出して天日干しするのがおすすめです。
日光に当てることで、自然と消毒にもなります。
ゴミ箱のニオイ対策におすすめの方法
ゴミ箱にイヤなニオイが染みついてしまうと、洗剤だけでは取りきれないこともあります。
ここでは、洗ったあとの消臭に役立つ方法をご紹介します。
キッチンハイターでしっかり消臭
強いニオイが気になるときは、塩素系の漂白剤を使ってつけ置きするのが効果的です。
「キッチンハイター」などの台所用漂白剤が向いています。
使用するときは、必ずゴム手袋をつけてくださいね。
お風呂場などで使う場合は、しっかり換気もしましょう。
やり方は、
- まずゴミ箱に水を張り、ハイターを説明に書いてある割合で混ぜます。
- 30分ほどつけてから、たっぷりの水で丁寧にすすいでください。
- 最後はよく乾かしましょう。
もしゴミ箱の形が複雑で水に浸けにくい場合や、フタなども消臭したいときには、別のやり方もあります。
キッチンペーパーに薄めたハイターをしみこませて、気になるところに貼りつける方法です。
目安は、ハイターを150倍くらいに薄めた液を使います。
湿らせたペーパーを貼って30分ほど置いたあと、はがして水洗いし、しっかり乾かします。
重曹を使ってやさしく消臭
塩素系のにおいが苦手だったり、小さなお子さんがいるご家庭では、重曹を使った消臭方法もおすすめです。
重曹は身体にやさしく、安心して使える消臭アイテムです。
- ぬるま湯100mlに対して、重曹を小さじ1ほど加えてよく混ぜます。
- 水には溶けにくいため、ぬるま湯を使うのがポイントです。
- スプレーボトルに入れて、ニオイが気になる場所に吹きかけ、雑巾で拭き取ります。
重曹の粉をそのまま使うのも◎
重曹は粉のままでもニオイ対策に使えます。
やり方は簡単で、ゴミ箱の底に新聞紙を敷き、その上に重曹をパラパラとまいておくだけ。
適量でOKなので、ニオイが気になってきたら交換しましょう。
新聞紙を敷いておくと湿気を吸ってくれて、入れ替えもしやすくなります。
おわりに
ゴミ箱が汚れたからといって、すぐに買い替える必要はありません。
こまめに洗って消臭することで、ずっと気持ちよく使い続けられます。
お手入れをしたあとのお部屋の空気がスッキリ変わるのを、ぜひ体感してみてください。