焼き魚に大根を添えると、味がぐっと良くなります。
また、チューブのものではなく、新鮮な生姜やにんにくを手でおろすと、香りが際立ちます。
しかし、家におろし金がないと、これらを諦めてしまうこともありますよね。
実は、おろし金がなくても、他の道具を使って似たような効果を得る方法があります。
ちょっとしたコツが必要ですが、新しいおろし金を購入しなくても済むので、お財布にも優しいです。
この記事では、おろし金がない場合に役立つ代用品と、具体的な食材のおろし方を詳しく解説します。
おろし金がないときの代替方法
おろし金が手元にないとき、家にある以下の5つの道具で代用することができます。
家庭によくあるこれらの道具を使って、簡単に試せる方法から順にご紹介します。
- フォーク
- スプーン
- 凹凸があるしゃもじ
- フードプロセッサー
-
袋と麺棒またはコップ
フォーク
フォークを使って、食材をかき混ぜるようにして削り取る方法です。
この方法で、ざくざくとした食感のおろしを作ることができます。
食材の向きを変えつつ削るのがコツです。
スプーン
スプーンでもフォークと同様に食材を削ぎ取ります。
こちらは少し力を入れる必要があるため、しっかりとした作りのスプーンが適しています。
凹凸があるしゃもじ
最近のしゃもじには表面に凹凸がついており、これを利用して食材をおろす方法です。
しゃもじは食材が刃に引っかかる心配もなく、使用後のお手入れも簡単です。
ただし、これにも力が必要になります。
フードプロセッサー
フードプロセッサーは、刃が高速で回転し食材を細かく切り刻みます。
少し時間をかけることで、おろしたような細かさに加工することが可能です。
大量の食材を処理するときに便利です。
袋と麺棒またはコップ
ジッパー付きの袋に食材を入れ、麺棒やコップで上から叩いて潰す方法です。
手を汚さずに済み、特に山芋などをおろしたい時に便利です。
おろし金がない時の代替えおろし方
このセクションでは、食材別に手持ちの道具を使ったおろし方を紹介します。
他にも色々な方法があるので、自分に合ったやり方を見つけてみてください。
りんご:フォークやスプーンを使用
りんごの柔らかい果肉は、フォークやスプーンだけで簡単におろせます。
- りんごを半分に切り、皮を剥く
- 切り口を下にしてまな板に置き、フォークやスプーンで表面をかき取るようにしておろす
-
均一におろすために、削る場所を少しずつ変える
切り口を下にするとりんごが滑りにくく、おろしやすくなります。
ニンジン:凹凸のあるしゃもじを利用
しゃもじを使うと、ニンジンの繊維を効果的におろすことができます。
- ニンジンを持ちやすいサイズにカットする
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しゃもじの凹凸面にニンジンを当て、円を描くように動かしておろす
もし上手くおろせない場合は、ニンジンを斜めにして凹凸面に押し当てると良いでしょう。
大根:フードプロセッサーを使用
大量の大根おろしを作る場合は、フードプロセッサーが便利です。
- 皮を剥いた大根を適当な大きさに切る
-
フードプロセッサーに入れ、スイッチを入れて細かく刻む
初めは細かくなりにくいかもしれませんが、時間をかけて徐々に処理することで、おろしたような状態にできます。
フードプロセッサーを使うと水分が多く出るので、使用する際は水分を適宜切ることが重要です。
玉ねぎ:フードプロセッサー使用
玉ねぎをおろす際、フードプロセッサーが非常に便利です。
玉ねぎのスライスがばらけやすいため、次のように処理すると良いでしょう.
- 玉ねぎの皮を剥き、適切なサイズに切ります。
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切った玉ねぎをフードプロセッサーに入れ、スイッチを入れて細かく切りつづけます。
また、しゃもじを使っても玉ねぎをおろすことが可能です。
その場合は、皮を剥いた玉ねぎを丸ごとしゃもじに押し付けておろします。
生姜やにんにく:凹凸のあるしゃもじで
生姜やにんにくは少量で十分なため、しゃもじを使用して簡単におろせます。
- 生姜やにんにくの皮を剥きます。
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しゃもじの凹凸面に押し付け、円を描くように動かしておろします。
更に細かくしたい場合は、包丁で叩くようにして切ることで、繊維を細かく断つことができます。
これは、例えば唐揚げの下味に使う際に便利です。
山芋:袋と麺棒またはコップを使用
以前にも触れましたが、山芋をすりおろす際は、ジッパー付きの袋と麺棒またはコップを使用する方法が推奨されます。
これにより、手がかゆくなることを防げます。
- 山芋を適当な大きさに切り、ジッパー付きの袋に入れます。
- 袋から空気を抜き、しっかりと口を閉じます。
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麺棒やコップの底を使って、袋の上から山芋を叩いてつぶします。
袋が破れないよう、空気をしっかり抜いてから叩きつぶすことが重要です。
まとめ
おろし器がない時でも、家にある道具で簡単に食材をおろすことができます。
おろし器は確かに便利で、食材をおいしく加工できますが、使った後のお手入れが少々面倒です。
特に、刃に食材の繊維が詰まると洗浄が大変です。
しかし、しゃもじ、フォーク、スプーンなどを使用すれば、このような問題は発生しません。
これらの道具は、食材の繊維が詰まりにくく、使用後はすぐに水でさっと洗い流せるため、手間がかかりません。
これらの代用品を使えば、料理の幅も広がり、キッチンでの作業がより楽しく、効率的になるでしょう。