結婚式では肩を見せる服装は避けたほうが良いとされていますが、
食事のときは動きづらく感じたり、服がずれてこないか気になることもありますよね。
そんなとき、ショールを外してもいいのか迷う方も多いかもしれません。
でも安心してください。
食事中にショールを外してもマナー違反にはなりません。
ここからは、ショールを外したあとに気をつけたいことや、
選ぶときに知っておくと安心なポイントについてご紹介します。
結婚式でのショール、食事中はどうする?
結婚式に参加するときは、肌の露出を控えるのが基本のマナーです。
とくに肩が見えるドレスを着る場合は、ショールなどを羽織ってカバーするのが一般的です。
では、披露宴で食事をするときはどうでしょうか。
ショールがズレないか気にしながら、マナーにも気を配って食事をするのは、正直疲れてしまいますよね。
そんなときは、ショールを外しても問題ありません。
食事中に無理に着たままにして、ショールが料理についてしまうと、服も汚れますし、周囲の人も困ってしまいます。
きれいに片づけて、落ち着いて食事を楽しみましょう。
外したショールの置き場所アイデア
椅子の背に掛ける
ショールをふんわり折りたたんで、椅子の背もたれに掛けておくと、手軽にしまえます。
ただし、素材によっては滑り落ちやすいので注意が必要です。
背中と椅子の間に挟む
ショールは小さく折りたたみやすいので、自分の背中と椅子の間にそっと入れておくのもスマートな方法です。
引出物の袋に入れる
落ちないか心配なときは、足元にある引出物の袋にそっと入れてしまうのもおすすめです。
クロークに預ける
最初からクロークに預けておくと、身軽で楽に過ごせます。
夜のパーティーなら、ノースリーブのままでも特に問題ないので、預けておくと安心かもしれません。
ただし、途中で必要になった場合は取りに行く手間がかかるので、その点は考えておきましょう。
挙式が終わった後なら、ショールは外してOKです。
ただ、テーブルの上に無造作に置くのは避けて、スマートにしまっておくようにしましょう。
結婚式でのショール選びのポイント
ここでは、食事中以外で気をつけたいショールに関するマナーを紹介します。
色の選び方
ショールは、落ち着いた色合いのものを選ぶのが基本です。
派手すぎたりカラフルすぎたりするものは、カジュアルに見えてしまうため避けましょう。
シンプルで上品な色を意識すると安心です。
また、ドレスとの組み合わせも大切です。
全身が真っ白になってしまうと花嫁とかぶる印象になりますし、黒一色だと弔事を連想させることもあります。
たとえば、白っぽいドレスには濃いめのネイビーなどを、
濃い色のドレスには淡いベージュなど明るい色を合わせると、全体にメリハリが出てバランスよく見えます。
素材の注意点
ファー素材は使わないほうが良いとされています。
動物を連想させるほか、毛が抜けやすく不衛生にも見えてしまいます。
また、ニットやコットン、デニム素材なども普段着のような印象を与えるため、結婚式には不向きです。
おすすめはレースやシフォンです。
レースは華やかで上品な印象があり、どんなドレスにもよく合います。
年齢を問わず取り入れやすいのもポイントです。
シフォンは軽やかで涼しげな印象を与え、春夏の式にもぴったりです。
柄に関するマナー
キャラクター柄や動物柄は、カジュアルな印象になってしまうので避けたほうが良いでしょう。
少しラメが入っていたり、ビジューが飾られているものは、
控えめであれば式にふさわしい華やかさを演出できます。
ただし、目立ちすぎないように気を配ることが大切です。
ショールを選ぶときは、ドレスとの色合いや全体の雰囲気に合わせて、バランスよくコーディネートしましょう。
まとめ
結婚式では肩を隠すためにショールを使うのがマナーですが、
食事の場面では外しても失礼にはなりません。
外したあとは、見た目にも気を配ってきれいにしまっておきましょう。
また、ショールは色や素材、柄にもマナーがありますので、
全体のバランスを意識して選ぶと安心です。