ホワイトボード専用のペンがないとき、他のペンで書けるか気になりますよね。
ホワイトボード専用ペンは消えることを前提に作られています。
そのため、水性ペンや油性ペンは消えにくく、代わりには使えません。
では、なぜ普通のペンはダメなのでしょうか?
この疑問を解明するために、ホワイトボード用ペンの成分を詳しくまとめました!
代わりになるものが必要な場合、サクラクレパスの「水でおとせるクレヨン12色」がおすすめです。これなら書いた後も簡単に消すことができます。
さらに、ペンが書けなくなったときの修復方法や、適切な保管方法、服にペンのインクが付いてしまったときの取り除き方も紹介します!
ホワイトボード専用ペンの選び方と代替品の活用方法
ホワイトボード専用ペンには特別なインクが使われています。
通常のペンと違い、何度も書いたり消したりすることが可能なため、他のタイプのペンでは代用が難しいです。
ホワイトボード専用のインクには、消去しやすくするために特殊な顔料と剥離剤が含まれています。
これにより、ホワイトボード用の消しゴムで簡単に消せるように設計されており、油性でありながらも、消したときにきれいに取れるようになっています。
ホワイトボード専用ペンを代用しないほうがいい理由と、代用が必要な際の選択肢を説明します。
水性ペンはホワイトボードに不向き!即消去が必須
一般的に入手しやすい水性ペンは、油性ペンよりは消えやすいかもしれませんが、問題があります。
ホワイトボードに水性ペンを使用すると、インクがボードの表面に染み込み、時間が経つと消えにくくなります。
水性インクは、その染料が素材に浸透しやすいため、ホワイトボードには不向きです。
書いた後は速やかに消去することが必要ですが、長時間放置すると取り除きにくくなります。
油性ペンもホワイトボードには向かない!消去できないリスクあり
名前ペンや一般的な油性ペンも、ホワイトボードでの使用は避けたほうが良いでしょう。
油性ペンのインクには剥離剤ではなく、定着材が含まれているため、書いた内容が消えにくくなります。
消去が難しくなるため、ホワイトボードの表面を傷める原因にもなりかねません。
代用品が必要な場合は水で消せるクレヨンを
ホワイトボード用の代替品としては、サクラクレパスの「水でおとせるクレヨン12色」がおすすめです。
このクレヨンは水で簡単に消すことができるため、ホワイトボードの表面を傷めることなく使用可能です。
また、子どもが使用する際も、万が一体や服に付いた場合でも安心です。
ホワイトボード用ペンの修復と正しい保管方法
キャップをしていない状態でペンが乾いてしまった経験はないでしょうか。
ホワイトボード用ペンが書けなくなった際の修復方法をお伝えします。
ホワイトボード用ペンにはアルコールが使われていますが、キャップをしていないとアルコールが蒸発してしまい、ペンが使えなくなってしまいます。
ペンの修復方法や適切な保管方法についても説明します。
キャップを忘れた場合のペンの修復
ホワイトボードペンの成分は主に以下の通りです。
- 着色料(顔料)
- 樹脂
- 剥離剤
-
溶剤(アルコール)
キャップをせずにペンが乾燥してしまった場合、アルコールが蒸発してしまうことが原因です。
そのため、蒸発したアルコールを補充することでペンを再び使えるようにします。
無水エタノールを使用してペンを修復する手順は以下の通りです。
- 無水エタノールをペンのキャップに入れます。
- ペンの先をキャップに差し込み、こぼれないようにします。
- ペンを逆さまにして約10分間放置します。
この方法でアルコールが切れてしまったペンも修復できます。
ただし、アルコールを補充してもペンが書けない場合は、インクが完全になくなっている可能性があります。
その場合は、インクの補充が必要です。
ペンに「アルコール系インキ」と明記されている場合のみ、エタノールを補充してください。
ホワイトボード用ペンの保管は、アルコールを溶剤として使用しているため、適切な溶剤の保管が必要です。
ホワイトボードペンが書けなくなった時の対策
もし「キャップを閉め忘れてペン先が乾いた」対策を試してもペンが復活しない場合は、インクの補充を考慮してみてください。
アルコールを再補充しても改善しない時は、ペンのインク自体が尽きているためです。
特に100円ショップで購入したペンの場合、補充用のインクが準備されていないことが多いです。
長期にわたってペンを使い続けたい場合は、「ぺんてる」や「パイロット」「コクヨ」などのブランドから出ている補充可能なペンを選ぶと良いでしょう。
これらのブランドでは、比較的安価に入手できる補充インクも販売されています。
キャップを忘れがちな方には、キャップのないノック式のホワイトボードペンもオススメです。これならキャップを閉め忘れる心配がありません。
ホワイトボードペンは太さも様々で、用途に合わせて選べます。
便利なイレイザーやマグネット一体型のモデルもありますので、使用シーンに応じて選んでみてください。
ホワイトボードペンの適切な保管方法
ペンを縦向きに保管すると、インク成分である顔料とアルコールが分離しやすくなります。
これにより、インクの色が薄くなったり、ペン先が詰まることがあります。
ペンを長持ちさせるためには、以下の点に注意してください。
- キャップをしっかりと閉める。
-
ペンは横向きに保管する。
これらの簡単なステップで、ペンの性能を保ちつつ、使い終わるまで長く利用することが可能です。
ホワイトボードペンのインクが服についた時のお手入れ方法
ホワイトボードのペンが服についてしまったら、心配いりません!アルコールと食器用洗剤で簡単に落とせる方法をお教えします。
ホワイトボードペンのインクは油性ですから、普通の水だけでは落ちにくいですが、食器用洗剤が非常に効果的です。
仕事中やお子様が遊んでいるときに服にインクがついてしまうこともありますが、以下の方法で対応できます。
必要なもの
- アルコール
- 食器用洗剤
- タオル(汚れても良いもの)
- ガーゼやティッシュペーパー
汚れ落としの手順
- タオルをテーブルや床に広げ、汚れた服のインクが付いた部分を下にして置きます。
- アルコールをインクがついた箇所に適量塗り、ガーゼやティッシュペーパーにもアルコールを含ませて、上から軽く叩きます。このときインクは徐々にタオルに移っていきます。
- 次に、食器用洗剤を直接インクのついた部分に少量垂らします。
- 指で部分をつまみ、ゴシゴシと洗い出します。
- インクが薄くなってきたら、流水で洗い流します。
- 最後に、通常通り洗濯機で洗えば、インクは完全に落ちるはずです。
この方法でインクが綺麗に取れたか確認してみてください。
ただし、食器用洗剤は油性汚れに効果的ですが、デリケートな素材の服には使用しないよう注意し、高価な衣服はプロのクリーニングにお任せすることをお勧めします。
まとめ
ホワイトボード用のペンは消去が可能な設計になっています。
そのため、通常の水性ペンや油性ペンとは違って、簡単に消せるように特別な成分が含まれています。ホワイトボードペンは、消しやすさを重視して「顔料」と「剥離剤」を含んでいます。
水性ペンは「染料」を含むため、ホワイトボードに使うとインクが染み込み、消去が困難になります。
油性ペンには「定着材」が含まれているため、一度書くと消すことができません。
代替としては、「水で落とせるクレヨン」が適しています。
ペンが乾いた場合は、ペン先に無水アルコールを補充することで修復可能です。
正しい保管方法としては、キャップをしっかり閉め、ペンは横に保管することが推奨されます。
アルコール補充後も修復が難しい時は、インクを新たに補充すると良いでしょう。
インクが服に付いた場合は、アルコールと食器用洗剤を使って落とすことができます。
ホワイトボードペンは、その設計上、水性ペンや油性ペンとは異なりますので、ホワイトボードには専用のペンを使用することが最適です。
ホワイトボードは100円ショップでも入手可能で、日常生活で手軽に使える便利なアイテムです。ペンの特性を理解して、効果的に活用しましょう!